工房について
〜染織工房「むらとも」のしごと
私たち村友産業では、雪深くそして美しい山々に囲まれた地で、
先代より引き継いだ伝統技術を継承しつつも新しい製品づくりを日々研究し続けています。
紬などで表現される 蚊絣、亀甲。
タテ絣とヨコ絣を組み合わせる独特な織物です。
魚沼地方では２００とか３００とか、 結城地方では１００山とか１５０山とか
大島ではマルキで表現されますが、それらは細かければ細かいほど技術的難易度は格段に上がり、
貴重なものとされています
そもそもタテ絣とヨコ絣を組み合わせる織物は日本以外にはありません。
ある織物ジャーナリストの言葉を借りれば 奇跡の織物
むらともの生業はそんな織物の絣糸作りからはじまりました。
絣の織物は何かを改善したら各段に良くなるものではありません。
数ある工程の中での地味な改善の積み重ねで良い絣織物が完成します。
それに気づいた先代の村山元司は
Ｒ付加工台、型きり装置、ＹＴＰ、ガイドバー、扇筬、テンプル、平行装置、再湿紙など
昭和４０年代に絣織物をトータルな視点で改善し
ＭＴシステムとして現在でも全国の産地で当たり前のように使用されています。
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